福島県立会津支援学校
福島県立会津支援学校
10月8日(土)に開催される、「第21回福島県特別支援学校スポーツ大会」と10月29日(土)から31日(月)に開催される「第22回全国障がい者スポーツ大会 いちご一(いちえ)会栃木大会」の壮行会を行いました。
特別支援学校スポーツ大会は、あづま総合運動公園を会場に、高等部生徒36名が参加する予定です。また、全国大会には3年生の女子1名が福島県代表として参加し、100m走と4×100mリレーに出場します。
各部の代表生徒が意気込みを述べた後、文化部の3年生4名が激励の言葉とエールを送りました。日頃の部活動や体育の授業、毎日のスポーツタイムでの頑張りを精一杯発揮してきます。
高等部では、高等学校文化連盟啓発事業より助成金をいただき、この秋に3回の芸術鑑賞教室を企画しています。
第1回目は、9月30日(金)に3年生の音楽の時間に講師をお招きし、能楽について学びました。大鼓と小鼓の軽快な響きを感じながら「カケリ(屋島)」の演奏を鑑賞したあと、有名な「船弁慶」の一節をみんなで唱えて大ノリの雰囲気を体験したり、「高砂」のシテ謡の一節を講師の方と一緒に声を出したりするなど、通常とは異なる「能」の声の出し方を体験することができました。後半は、大鼓や小鼓の鳴らし方を教わって良い音が出るように工夫して鳴らしたり、展示された面(おもて)についての説明を聞いて細部まで観察したりしました。
鼓で良い音を出すまでには数年かかる人もいるそうですが、今回、響きの良い音が出せた生徒が数名おり、講師の方も驚いていたことが印象的です。本物に触れ、実際に体験することで、また新たな学びを広げることができました。来週は「雅楽」を学ぶ予定です。
9月5日(月)~16日(金)まで、本校高等部3学年を対象とした、産業現場等における実習が行われました。今回は会津管内のみならず郡山市内の企業も含め、23の事業所や企業の皆様に実習を受け入れていただき、高等部3年生の生徒25名が社会参加、自立に向けて奮闘してきました。
Ⅰ期の実習(6月上旬)から夏休みを挟んで約3ケ月となりますが、これまで生徒一人一人が自らの課題と向き合って学習を進めてきたことの確認の意味も含まれる実習でした。学びの場が、校内から各事業所や企業に変わったことで、自信をもって仕事に取り組むことができた生徒や、新たな課題が見つかった生徒など、一人一人が有意義な実習となりました。しかし、他者とのコミュニケーションの取り方、与えられた仕事に対する誠実な取り組み、最後まで仕事を行うという責任感など、まだまだ必要な力はたくさんあります。
次回、11月の第Ⅲ期実習に向けて、明日からまた、頑張っていきましょう!
9月1日(木)、高等部第2学期始業式が行われました。
1学期終業式に続き、リモートでの始業式となりましたが、生徒たちは2学期に向けて気持ちを引き締めている様子で、モニター越しの式に参加しました。2学期も、「元気、勇気、根気」を忘れずに、様々な活動に全力で取り組みます。
始業式が終わると、集会委員会の進行で学部集会が行われました。今回は、たなばた展、漢字能力検定試験、作業技能大会の各種表彰、「パワー祭り」実行委員の紹介、生徒会長の話という内容でした。表彰を受けた生徒たちは、日頃の学習の成果が形として現れたことに喜びや自信を感じて笑顔を見せるなど、良い表情で校長先生から賞状を受け取りました。
来月は「パワー祭り」があります。実行委員会を中心に、みんなで協力しながら準備を進めていきます。
8月21日(日)にうつくしまトライアスロンin会津が開催されました。
本校の高等部の生徒6名が、ボランティア(応援と交通誘導)として参加しました。大会では、隣の会津大学がゴールということで、学校の前の道路を走ってくる選手たちを精一杯応援しました。応援した選手たちからは「すごく元気をもらったよ!」「応援ありがとう!」という言葉をいただき、こちらも元気をもらいました。
ボランティア活動を通して、幅広い人との交流ができ、社会貢献の素晴らしさやスポーツの素晴らしさを感じることができました。
夏季休業中も10月の特別支援学校スポーツ大会に向けた練習を頑張っています。
1枚でも多くディスクをゴールに入れるため、ひもを使いディスクの軌道を確認しながら、真っすぐに投げる練習を繰り返し行っています。また、投げている様子をタブレット端末で撮影し、その場ですぐに投球フォームを確認したり、調整したりすることも取り入れています。さらに、ルールを理解するため、ディスク渡しや審判、記録の係なども役割を分担しながら順番に行っています。
10月の大会では、個人戦と団体戦に出場する予定です。入賞目指して頑張りますので、応援よろしくお願いします。
7月21日(木)に「保護者進路セミナー」を実施し、55名の保護者様に参加していただきました。
今年度は本校高等部職員が講師となり、「一般就労・就労継続支援A型事業所・就労移行支援事業所について」、「就労継続支援B型事業所について」、「生活介護事業所について」の3つのテーマに分かれ、事業所の紹介や現状、身に付けてほしい力などの説明をさせていただきました。併せて、卒業生が実際に働いている様子や第Ⅰ期の実習の様子などについても紹介することができました。お忙しいところ御参加いただきましてありがとうございました。
今回のセミナーの内容や進路についての御質問や御相談がありましたら、担任を通してお伝えいただければと思います。今後とも御支援・御協力をよろしくお願いいたします。
8月5日(金)に郡山市において、「第10回福島県特別支援学校作業技能大会」が開催されます。本校からは、ビルクリーニング部門に5名、喫茶接遇サービス部門に4名、PC入力部門に2名、計11名の生徒が参加を予定しています。
暑い中ですが、各生徒とも自分のスキルアップのため、そして、大会当日に力を発揮するために、毎日練習に励んでいます。応援、よろしくお願いします。
7月14日(木)に高等部2学年1組・2組の3名で「道の駅あいづ 湯川・会津坂下」に校外学習に行ってきました。9月の修学旅行に向けて、約束やルールを守って公共交通機関や施設を利用することや、学校とは異なる場所で活動することを目的とした活動です。3名で校外学習に行くことは初めてでしたが、慣れない場所でも緊張することなく活動することができました。移動中はタクシーの車中での会話を楽しみ、現地ではみんなで買い物をしたり、景色を見ながら休憩したりと有意義な時間を過ごすことができました。
會津介護タクシーの皆様、道の駅あいづ 湯川・会津坂下の皆様、保護者の皆様お世話になりました。ありがとうございました。
高等部作業学習サービス班では、今年度、『つながろう大熊と、広げよう私たちの絆~大熊の「友」と「共」に』というテーマで、大熊町の方々との交流学習を行っています。
今回は、大熊町の方がオーナーを務める「食堂カフェ ハレの日」での体験学習を行いました。店長の寺島様への質問タイムでは、喫茶接遇技術のほか、お客様に接する際の考え方や満足してもらうための工夫などを質問し、丁寧に返答していただきました。中でも「お客様がどれだけ喜んでくれているかを大切にしており、また来たいと思われる接客を心がけています。」という言葉に、真剣に聞き入る生徒たちの姿が印象的でした。昼食時には、とてもおいしいお料理をいただき、「また家族と来ます。」や「最高です!」という声と共にたくさんの笑顔が見られました。最後に、代表生徒が「形のない接客は、やり方を決めつけず、相手に合わせることが一番大切だと分かりました。」と、お礼の言葉を述べました。
今回の体験学習を今後の作業学習で生かし、接客技術の向上につなげていきます。