4月10日、高等部着任式・始業式・入学式が執り行われました。今年度は、新たに35名の新入生を迎え、高等部95名でのスタートとなります。
着任式と始業式は久しぶりに集まっての式を実施しました。3番まで歌う校歌の歌声も響き渡り、生徒それぞれが新しい先生方を歓迎の気持ちで迎えたり、新しい学年への期待感を高めたりすることができました。
入学式では、新入生代表生徒が誓いの言葉の中で、「たくさんの期待を胸に、入学式を迎えました。」と述べました。その言葉を受け、生徒会長より「今日からみなさんは私たちの仲間です。一緒に、素敵な学校生活を過ごしていきましょう。」と、温かい歓迎の言葉で応えました。
今年度も「目標をもって学ぶ生徒」「集団の一員と して力を発揮する生徒」「心身ともに健康に生活する生徒」を目指し、様々な教育活動に取り組んでいきます。応援よろしくお願いします。
3月17日(金)、令和4年度高等部修了式が行われ、校長先生から1・2年生の代表生徒に修了証書が授与されました。今年度は、会議室と各教室をリモートでつなぎ、学年主任の呼名に合わせて起立する様子をモニターで視聴する形で式を進めました。場所は離れていましたが、どの生徒も修了証書を授与されるという緊張感をもって、毅然とした態度で式に臨む様子が見られました。
4月からは、それぞれが2年生、最終学年の3年生へと進級します。今年度の自分を振り返り、卒業後の姿をイメージしながら、令和5年度も様々な活動に全力で頑張りましょう!!
3月11日(土)に、大熊町役場前広場で、「3.11のつどい」が開催されました。「3.11のつどい」は東日本大震災、そして原発事故関連により亡くなられた方々や、全国各地での避難をよぎなくされて亡くなられた方々を追悼し、鎮魂の祈りを捧げるとともに、震災・原発事故で経験したこと、また、その時に得た教訓などを次の世代に語り伝えていくことを目的として開催されています。
午後2時46分、消防隊のラッパの演奏とともに、千羽以上の色とりどりの折り鶴が真っ青な空に高く高く舞いました。そのうちの200羽を本校高等部の生徒達が折り、その1羽1羽に平和への願いや、自分の将来の夢を書き込みました。「3.11のつどい」の最後に、「おおくま町会津会」の代表山本様から、今年度行ってきた高等部作業学習サービス班との交流をきっかけに、会津支援学校の生徒達が折り鶴作りに参加したことを紹介してくださいました。
今後も、「おおくま町会津会」との出会いや絆を大切に、様々な活動に取り組んでいきたいと思います。
3月7日(火)に高等部の卒業式が挙行され、27名の卒業生へ卒業証書が授与されました。
体育館で行われた式の様子は、高等部各教室へリモート中継され、在校生も気持ちをひとつにして卒業生の晴れ姿を見届けることができました。
晴天にも恵まれ、27名がそれぞれの希望を胸に会津支援学校から巣立っていきました。頑張れ卒業生、いつまでも応援しています。
3学年の総合的な探究の時間では、SDGsをテーマに各グループに分かれて学習しました。SDGsの17個の目標の中から、各グループで興味・関心のある目標を選択し、調べ学習や体験活動に取り組んできました。
私たち3班では、自分たちの生活を振り返り、生活を送る上でごみが自然的に発生することや、ごみが世界的に問題になっていることを知り、目標12の「つくる責任つかう責任」に焦点を当てて取り組んできました。そこで、学校周辺のごみ拾い活動を行い、プラスチック製のごみが多いことに気付きました。また、それらがごみとして捨てられるだけでなく、別のものに生まれ変わって新たに使われているということが、3Rという取り組みの一つであるということを知りました。
そこで、“私たち一人一人にできることは何か”を考えて、ペットボトルをツリーに生まれ変わらせるReuse(再利用)の活動に取り組み、各家庭や先生方から提供していただいた210本のペットボトルを利用して、ツリーを完成させることができました。
この学習を通して、一人一人ができることを積み重ねていくことで、ごみ問題や環境問題などが解決に向かっていくことに気付くことができました。より良い世界になるように、これからも“私たちにできること”を続けていきます。
完成したペットボトルツリーは、2月28日(火)から3月11日(土)まで、福島県立博物館の体験学習室に展示されています。ぜひ、博物館に足を運んでいただき御覧ください。
高等部3年6組道徳の授業で、がんや白血病、不慮の事故になどにより、髪の毛を失った子どもたちに、髪の毛を寄付する活動「ヘアドネーション」について学習をしました。
学習のまとめとして、ヘアドネーションのために髪を伸ばしていた教員をモデルにして、実際に髪の毛を切る体験を行いました。他者の髪の毛を切ることが初めての生徒も多く、緊張して手が震えてしまう様子も見られましたが、無事に切り終えると、活動に貢献できた喜びで教室内があたたかな雰囲気に包まれました。
女子生徒の一人は、「私も、髪の毛を伸ばして、ヘアドネーションをしてみたい。」と、意欲を見せていました。
卒業する3年生に向けて、「卒業生を送る会」を行いました。今年度も感染症対策の観点から、リモートによる中継と動画視聴による実施となりました。
校長先生の話の後、1.2年生からの心のこもったメッセージ動画を視聴しました。3年生は後輩からの工夫をこらしたメッセージに一喜一憂するとともに、後輩からの感謝の気持ちや憧れなどの思いを改めて受け止めていました。
3年生は、3月7日に卒業式を迎えます。卒業しても、3年間の学校生活を忘れずに、それぞれの進路先で頑張って欲しいです。
喜多方市にある、株式会社オクヤピーナッツジャパンの社長である松崎さんと、従業員の遠藤さん(本校卒業生)に来校していただき、選別した落花生の納品を行いました。
高等部農芸班では、冬期間の活動として、落花生の殻むきと粒の形や大きさからA・Bの品質に選別する作業に取り組んでいます。この日は、実際の作業の様子を見ていただく機会を設けました。生徒たちは、社長さんや先輩の視線に緊張しながらも、嬉しそうに作業に取り組んでいました。
落花生の作業は、会津地区の15か所程度の事業所でも仕事として行われており、この作業経験は、産業現場等における実習や卒業後の進路にもつなげていくことができます。
納品の後、卒業生の遠藤さんから、仕事をする上で大切なことについての話を聞くことができました。「一番大切にしていることは、メモをとること。忙しいときには、指示を忘れてしまうかもしれない。そのために、メモを取って言われたことを振り返るようにしている。」と話してくれました。また、「お客様とかかわる時には笑顔で接客する。笑顔でかかわることで、お客様も笑顔にすることができる。」という貴重なアドバイスをいただきました。
農芸班では、落花生の栽培を通して、生産から消費までの流通システムについても学習しています。納品と引き換えに、販売会用の製品として焙煎された落花生を受け取りました。自分たちが栽培した落花生が、実際に製品となったことを知り、みんなとても良い笑顔を見せてくれました。
最後は、プレゼントしていただいた限定のクリアファイルを手にして、社長さんと遠藤先輩と一緒に、記念撮影をして閉会となりました。
類型ⅡBの保健体育では、保健分野「食事、運動、休養」について学習しました。
教室が密にならないように、2グループに分かれ、リモート中継をしながら同時進行で授業を進めました。
普段口にしている食品を五大栄養素の表に分類する活動では、説明があった栄養素の例を参考にしながら教師とやり取りをして、食品カードを正しい栄養素に分類することができました。そして、「食事栄養バランスガイド」を基にバランスの取れた食生活の大切さを学ぶことができました。
まとめの場面では、各栄養素の働きについて、「○×クイズ」で確認しました。指名された生徒は、学習内容を振り返りながら、質問に対して正しい答えを選ぶことができました。
今回の学習で学んだ、食事、運動、休養のバランスを大切に、健康な体つくりに取り組んでいきたいと思います。
2年5・6・7組の総合的な探究の時間では、「私たちの暮らしと地域」をテーマに、地域のごみの現状について学習しています。
2月9日は、会津若松市役所廃棄物対策課の福地様、黒澤様をお招きし、会津若松市のごみの現状についてお話をいただきました。会津若松市のごみの排出量が全国ワースト8位であることを知り、一人一人がごみを減らす取り組みが大切であると改めて感じることができました。
ごみの分別ゲームでは、4班に分かれた対抗戦を行い、正解を発表される度に一喜一憂し、盛り上がる生徒たちの楽しそうな様子が見られました。
今後も暮らしを良くする活動に取り組んでいきます。
2月8、9日の作業学習では、「働く人から学ぼう」というテーマで、サービスとは何かについて考える学習に取り組みました。
8日は、サービス班の先輩である卒業生熊谷梨乃さん、髙久悠介さんを講師にお招きし、仕事内容や働く上で大切にしていることなど、たくさんのお話をいただきました。昨年度まで一緒に学んでいた先輩たちが社会人として立派に働いている様子を知り、「先輩のように働けるようになりたい。」、「失敗を生かして成長できるようになりたい。」との感想が聞かれました。
9日は、羽田空港で働く人の動画を視聴し、自分の目指すサービスについて考え、「人に寄り添い、気遣いのできる行動をとりたい。」と決意を新たにする生徒もいました。
高等部サービス班は、今後もこのような機会を増やし、究極のサービスを目指して取り組んでいきます。
2年3・4・5組の総合的な探究の時間において、博物館の学芸員さん3名と会津磐梯山盆踊り保存会の方々4名をゲストティーチャーとしてお招きし、「会津の伝統文化」についての学習を行いました。
最初に、博物館の学芸員さんから会津磐梯山盆踊りの由来についてお話があり、その後、盆踊りで使用する楽器の紹介がありました。生徒たちは、近くで聞く太鼓の音や生の歌声を聴いて笑顔がこぼれたり、音色に合わせて体を動かしたりする様子が見られました。また、ゲストティーチャーの方々と一緒に、太鼓や鉦の鳴らし方を教えていただいたり、実際に触れたりしながら交流しました。
最後には、生徒たちが作ったオリジナルのお面や楽器を使って、みんなで会津磐梯山を踊り、楽しい時間を過ごすことができました。
あっという間の1時間でしたが、会津の伝統文化に触れることができ、貴重な体験をさせていただきました。このような学習の場を提供してくださった博物館のみなさん、会津磐梯山盆踊り保存会のみなさん、ありがとうございました。
2年5・6・7組の総合的な探究の時間では、「私たちの暮らしと地域」をテーマに、地域のごみの現状について学習しています。
2月2日は、前日の積雪により足元が悪い中でしたが、生徒たちの強い希望もあり、予定どおり学校周辺のごみ拾いを行いました。生徒たちは、約1年前のブンケンさんとの出会いをきっかけに環境問題への関心が高まっており、ごみを見付けると、「希望のカケラ!」と声を上げながら拾い上げることができました。これからも、暮らしを良くすることをみんなで考えていきたいです。
2月1日の作業学習(一日作業日)では、デリバリーサービスに取り組みました。
職員室や事務室、保健室の先生方、看護師の皆様に注文していただき、おおくまベリーティ―やホットコーヒーなどの飲み物をお届けすることができました。
緊張から接客用語を忘れてしまい、普段の話し方で接客してしまう場面もありましたが、どの生徒も一生懸命にお客様に向き合う姿が印象的でした。先生方からいただいた視線や表情、声の大きさなどの細やかなアドバイスを今後の学習活動へ生かしていきたいと思います。
高等部サービス班は、今後もこのような機会を増やし、喫茶接遇練習を通して仕事に対する意識や技能の向上を目指します。
1月30日(月)新生徒会役員を決めるために、立会演説会と投票を行いました。立会演説会は、感染症対策のため各教室へのリモート配信となりましたが、立候補者が応援演説者とともに自分が思い描く良い学校づくりへの考えを述べ、各学級の生徒たちは、有権者として真剣に演説を聞くことができました。投票はクラスごとに体育館に集まり、本番の選挙さながらに入場券で受付をして投票を行いました。(記載台と投票箱は、市役所から借用したものを使用しました。)
投票後は、選挙管理委員が開票を行い、会長1名、副会長2名、書記2名が選ばれました。後日、校長室で任命式が行われる予定です。生徒会役員に選ばれた生徒は3月から1年間、新しい生徒会として活動します。生徒たちの清き1票を受けた責任と期待、信頼を胸に頑張ってほしいです。
1月30日(月)に実施される「令和4年度生徒会役員選挙・立会演説会」の事前学習を行いました。
投票の手順や方法だけではなく、立候補者の演説を聞き、頑張ってほしい人や自分と考えが近い人を選ぶと良いということを学ぶことができました。
来週からは選挙運動期間となり、立候補者や責任者が各クラスを訪問して、自分がどのような学校にしたいのかを伝えて回ります。生徒一人一人が有権者として、「高等部生徒のための生徒会」を作っていく大切な学習の第一歩となります。
2学期終業式に続き、3学期始業式もリモートでの実施となりました。
3学期は1年のまとめの学期となります。3年生は卒業後の進路に向けて、1・2年生は進級に向けて、それぞれが目標達成を目指して様々な活動に全力で取り組んでいきます。
始業式の後に、集会委員会の進行で学部集会が行われました。生徒会役員からのクイズや新年の抱負などの話もあり、和やかな雰囲気で学部集会が進みました。
校長先生のお話にあった「二兎を追う者は一兎をも得ず」の気持ちを大切に、しっかりと自分たちの足元を固められるよう、3学期も高等部一丸となり頑張っていきます。
今年もよろしくお願いします。
12月9日(金)高等部3年3組で猪苗代町にある「はじまりの美術館」へ校外学習に行ってきました。リモートによる事前学習から『美術館はどんな場所なのか?』を楽しみに当日を迎えました。
美術館では、自分たちが出品した作品が掲示されていることに喜びを感じ、たくさんの笑顔が見られました。自分の作品や他の作品をタブレット端末で撮影したり、作品の違いを楽しみながら鑑賞したり、壁や床を何度も触ったり、寝転がったり・・・それぞれの形で「はじまりの美術館」を楽しみました。昼食は暖かいお蕎麦をペロリと食べ、お腹も心も満たされました。
今まで経験が少なかった電車やタクシー、徒歩による大移動でしたが、公共のルールを守りながら移動することができました。貴重な社会体験となり、友達と一緒に「ステキな時間」を楽しむことができました。