父母と教師の会
日下先生との交流会 第3回若松方部会
1月30日(火)午前9時より本校高等部職員の日下穂純先生との懇談会を行いました。日下先生のご長男の子育て経験を踏まえて、出生から学校生活の様子、卒業後の生活について幅広くお話を伺いました。卒業後の生活については、福祉事業所やグループホームの利用を通して、利用されるご本人がそのサービスを受けることがわかり、納得する過程が大切であると話されていました。家族を取り巻く状況で、様々な福祉サービスを利用することがあるが、障がいの特性によっては、生活環境の変化や見通しをもちにくい状況が、ご本人に悪影響を及ぼすこともあることを伝えられていました。また、誤学習をさせないことの大切さを話されていました。幼いころは、幼いという理由で容認されがちなこともあるが、大人になって許されないことは多くあります。自分のものと人のものの区別をつけることや、人を傷つけないなど、障がいの特性に応じて、繰り返し何度も伝えてくことが大切であると話してくださいました。
懇談会の最後に、日下先生から、「自分自身の幸せを考えていい。」とのお話がありました。ともすると、お子さんの事が最優先となり、ご自身の幸せの主語が、「子どもが笑顔で過ごせること。」、「子どもが事業所を利用して穏やかに過ごせること。」と考えられてる方が多いのではないかと提起されました。「お母さんが幸せであれば、子どももきっと幸せである。」。日下先生の言葉に心打たれました。様々な経験をされた日下先生の言葉は、参加された保護者の方、一人一人に響いていたようでありました。日下先生、貴重なお話を本当にありがとうございました。
懇談後は、若松方部交流会として、今年度の活動の振り返りや次年度に実施してみたい内容などが話されました。今年度は、新たな試みとして、7月に両沼方部と合同で進路に関する学習会を実施し、ニーズに沿った活動を行えたことや、施設見学で予想以上の希望者がいたため、対応に苦慮したことなどが話されました。また、次年度に向けては、防災に関すること、思春期の子どもたちの理解について、きょうだい児支援など様々なテーマが出されました。今後もPTA活動の充実のため、多くの皆様の御協力よろしくお願いします。