進路だより第3号
2020年11月5日 13時18分進路だより第3号について、お知らせいたします。
今回は「就労継続B型事業所利用に係るアセスメントについて」や「保護者の皆様に行った進路希望調査で多く挙がった各学部の質問への回答」など内容を充実させています。どうぞご覧ください。
進路だより3号.pdf (←こちらをクリックするとPDFファイルが開きます)
福島県立会津支援学校
進路だより第3号について、お知らせいたします。
今回は「就労継続B型事業所利用に係るアセスメントについて」や「保護者の皆様に行った進路希望調査で多く挙がった各学部の質問への回答」など内容を充実させています。どうぞご覧ください。
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9月7日(月)~9月18日(金)までの10日間、高等部3年生は、第Ⅱ期産業現場等における実習を行っています。今年度は新型コロナウィルス感染症対策により第Ⅰ期の産業現場等における実習が中止になってしまったために今回が初めての実習となりました。
一般事業所12名、A型事業所1名、B型事業所6名、生活介護事業所3名の計22名の生徒が外部にて学習を行っています。
3年生にとっては、卒業後の進路を決定するための重要な実習になるため、緊張感ややる気がいつも以上に感じられる実習となっています。
この大変な状況の中、実習を快く引き受けてくださった各事業所の皆様、本当に感謝しております。そして地域や関係機関の皆様、保護者の皆様の御協力に対しても深く感謝しています。
産業現場等における実習と時を同じくして、高等部1年生は第Ⅰ期の校内実習を行っています。6月の実習が延期となり、今回が高等部での初めての実習となりましたが、皆落ち着いて取り組むことができます。
環境や学習形態、指導を行う教師など通常とは異なることが多くありますが、それぞれの課題を明確にしながら実習に取り組み、11月の実習につなげたいと思っています。
進路だより2号 .docx令和2年度進路だより第2号を発行いたしました。「2学期の進路指導の予定」「事業所の方の話を聞く会」「中学部作業学習強化月間」について掲載しております。是非ご覧ください。
高等部作業班紹介、第4回目は、リサイクル班です。
リサイクル班では、牛乳パックから紙を再生し、カレンダーやのし袋・ポチ袋、メッセージカード等を作っています。作業工程も多く(紙すき、ミキサー、ラミネートはがし、紙ちぎり、パーツ作り「城・絵ろうそく等」)をメンバーで分担して行っています。また人数も多いことから、水曜日と木曜日は、密な状態を避けるために3つの教室に分かれて作業を行っていました。教室と教室が離れていることから、お互いの作業の様子が解りづらいこともありますが、与えられた仕事に責任を持って取り組むことや一定時間集中して仕事に取り組むことを目標に学習に励んでいます。ひたすら仕事に打ち込むだけではなく、仕事に必要な報告や相談などのコミュニケーションスキルの習得にも力を入れて学習しています。
高等部作業班紹介、第3回目は、陶芸班と木工班です。
陶芸班は、器やカップを作って販売している作業班です。現在は石膏型に粘土を押しつける「型押し」で丸皿・角皿を作ったり、石膏型に半磁器粘土を流し入れて吸着させる「流し込み」の製法でフリーカップを作ったりしています。陶芸班の工程は非常に多様であり、生徒の得意なこと等一人一人に応じた仕事を分担することができます。また技術の上達や製法・表現の工夫が製品の仕上がりに直結してくるところも魅力です。仕事に対する集中力と丁寧に仕事を行う意識を高めることを目的として学習に励んでいます。
木工班は大中小のフラワーポット、なべしき作りを通して、各作業工程の確認作業を行っていました。木材を平らにするためのカンナ盤や裁断のための電動のこぎりなど、注意しないとけがにもつながる道具や機械等も扱っているため、緊張感や集中力を保ちながら作業を続ける必要があります。また木工班は作業の度に班で決めた約束事を大きな声で確認しています。チームワークの良さは校内1であり、皆で共通意識を持って良い製品を作り上げること、自分の役割に責任を持つことを目的の一つとして学習に取り組んでいます。
高等部作業班紹介、第2回目は、サービス班と手工芸班です。
サービス班は、1年生と新しいメンバーを加え、喫茶接遇の基本礼法について学習していました。特に今回は、「立ったときの姿勢や歩くときの姿勢」について、実際に行ったり、友達や先輩の様子を見て確認したりしていました。教師や周りのアドバイスを受け、動きがぎこちなくなったり、まっすぐきれいになったり等、様々な場面も見られましたが、美しい姿勢を意識しながら真剣に取り組むことができています。接客の基本的なマナーとしてだけではなく、社会人として必要な態度につながる重要な学習でもあり、しっかり身につけるまで繰り返しの学習が必要になってきます。生徒たちは皆、社会が一日も早く通常に近い状態に戻って、安心してカフェを開ことができること、そして多くの人に接客できることを強く望みながら、そのときが訪れることを励みに頑張っています。
手工芸班は、さをり織りの布地を使ったランチバッグやコサージュ、ストラップやアクリルたわしなど様々な製品作りを行っており、分業制で作業を行っています。さをり織りグループは足踏み機、卓上織りを使ってさをり織りの布作りをします。手仕事グループは手縫いやアイロンがけ、しつけ等を担当します。小物グループはビーズ通しやくみひも作り、アクリル編み等単体で製品に関わる物や部品の一つになる物を作ったりします、ミシングループは、他のグループが作ったさをりやくみひもを使い、ミシンで製品の仕上げをします。どの仕事も手先を上手に動かす力や、集中力の持続が必要になってくるため、仕事のスキルの向上が期待できます。また分業のため製品の完成のためにはそれぞれが責任を果たす意識が必要となることから学習を続けていくことで向上が期待できます。
本校では、新型コロナウィルス感染症の拡大予防のために高等部の第Ⅰ期産業現場等における実習を中止に、第Ⅰ期校内実習を延期としました。本来ならば、事前学習も大詰めとなり、来週から実習が始まる予定でしたが、生徒たちは現状を受け入れ通常の授業に取り組んでいます。
今回進路指導部では、進路に係る学習の中でも重要な学習の一つである作業学習について、数回に分けて高等部の様子を紹介いたします。高等部の作業班は7つあります。
第1回目は、農芸班とクリーン班です。
農芸班は、もう夏が近づいているのが実感できる28℃を超える気温の中、落花生の追いまきや、花壇の整備、花の定植を行っていました。このような学習を通して、厳しい環境の中でも与えられた仕事に責任を持って取り組む態度を学んでいます。
クリーン班では、メンバーが上級生と1年生で2人組となり、校内の様々な場所に移動し廊下の清掃を行いました。汚れている場所を自ら見つけ、スポンジで落とし、雑巾で拭き取るなど基本的な清掃手順を先輩から後輩へ伝達していました。清掃の技術の復習や学習にとどまらずに、仕事をすることで人の役に立つことを体験として実感できる学習となっています。
進路だより第5号ができました。ご覧ください。今年度最終号となります。進路だより5号.doc