福島県立会津支援学校
福島県立会津支援学校
「Virtual zoo」で大きさ比べ
動物と背比べをしてみよう。現実では難しい学習も、AR(拡張現実)を用いた「Virtual zoo」を使用すれば教室にいながら動物と背比べをすることができます。
こちらの学級では、教室にマーカーを置いて動物を出現させ、テレビ画面を通じて自分と動物の大きさ比べをしています。
実物大のキリンやゾウの大きさに、教室からは驚きの声が上がりました。実際に動物園に足を運んだり、動物の間近で写真を撮ったりすることは難しいですが、アプリを活用することで、子どもたちの学習の幅を広げることができました。
「Virtual zoo」を活用した学習の紹介
今回は「Virtual zoo(バーチャル動物園)」を授業の中でどのように活用しているのか紹介します。
こちらの学級では、校舎内に貼られたマーカーを目印に、自分が選んだ動物探しをしています。目当ての動物は見つかったかな?
教室では見つけた動物を解放して、何匹見つけることができたか、写真を撮って確認しました。コンプリートを目指して何度か校内を散策し、ついに全種類の動物に会うことができました。姿や鳴き声の違う動物たちにわくわくしながら学習に取り組むことができました。
使ってみよう「Virtual zoo」
福島県学術振興財団の支援をいただき、企業と連携して作成したタブレット端末用のアプリ、「Virtual zoo(バーチャル動物園)」を活用した小学部の学習活動について紹介します。
アプリを起動すると、タブレット端末に周辺の様子が映し出されます。動物の姿が描かれたマーカーにカメラをかざすと、画面に動物が現れます。タブレット端末の画面をテレビモニターに反映させ、自分が選んだ動物がテレビ画面を通じて自分の近くに映るようにしました。
子どもたちは、自分の選んだ動物が身近に出現することや、画面を触ると動いて鳴くことに喜び、感動している様子でした。一緒に写真を撮って楽しむ様子も見られました。今後もこのアプリを学習に取り入れながら、体験的な学びを積み重ねていきたいと思います。