高等部2年6組 社会科「仕事と生活~会津のものづくりの歴史と流通~」
2024年12月16日 17時21分高等部2年6組の社会科の授業では、会津地域の歴史や、会津地域で発展してきた工芸品や飲食物を調べる活動を通して経済活動を知ることをねらいとして「仕事と生活~会津のものづくりの歴史と流通~」という単元で学習を進めています。
先日、遠隔観覧で福島県立博物館の企画展を見ましたが、12月10日はゲストティーチャーである福島県立博物館学芸員の小林めぐみ先生、西尾祥子先生をお招きして「会津の漆」に注目した授業を行いました。
会津の大塚山古墳から漆がついた副葬品が発見され、古代から会津の人々の暮らしと漆は密接に関係していたこと、会津藩の歴代藩主たちが「漆の木は宝の木」と大切にしてきたこと、第二次世界大戦で敗戦国となった日本が戦後復興するために会津漆器が一役買っていたこと…。教科書では学ぶことができない内容をたくさんうかがい、また、博物館収蔵の第二次世界大戦後アメリカで人気を集めた貴重な会津漆器を実際に触らせていただきました。生徒たちは以前、美術科の授業で会津漆を使用した豆皿つくりにも取り組んでおり、会津の漆、会津漆器をより身近に感じることができたようです。
福島県立博物館学芸員の小林めぐみ先生、西尾祥子先生のご協力に感謝いたします。
~生徒たちの感想です(一部抜粋)~
★漆は縄文時代から続いていて会津に多いことがびっくりしました。博物館から貴重なものをもってきてくれて、触ることができたのでいい経験になりました。
★以前取り組んだ、豆皿作りが楽しかったことを思い出しました。
★戦争が終わったころに、漆器を外国に輸出して資金を集めていたことが分かりました。
★前回リモートで見た漆器を実際に見て触ったら、重くてすごく綺麗な絵が描かれていて、その絵に引きずり込まれそうでした。