高等部2年6組 社会科「仕事と生活~会津のものづくりの歴史と流通~」
2024年12月6日 11時28分高等部2年6組の社会科の授業では、会津地域の歴史や、会津地域で発展してきた工芸品や飲食物を調べる活動を通して経済活動を知ることをねらいとして「仕事と生活~会津のものづくりの歴史と流通~」という単元で学習を進めています。
会津地域の絵ろうそくや会津木綿、赤べこ、漆器、こづゆ、馬刺しが全国的にも有名であることはこれまでにいろいろな授業で学習していましたが、調べ学習を進めていくうちに、清酒(日本酒)も会津の発展にはかかせないものであることが分かってきました。
そこで、11月26日(火)に福島県立博物館学芸員の大里正樹先生と西尾祥子先生にご協力いただき、企画展「ふくしまの酒造り-酒を醸し和を醸す-」をリモートで遠隔観覧しました。博物館のロボットを生徒たちが教室で操作し、博物館に展示されている約100年前に使われていた酒造りの道具や酒の自動販売機を見ました。なかには会津漆器の盃もあり、生徒たちは興味深そうに画面を見ていました。また、生徒から「お酒の名前はどのように決まる?」「お酒とワインの違いは?」などの質問をすると、博物館の先生方は酒の名前が付けられた歴史的な背景や酒蔵の様子、酒やワインに使用される材料や作り方の違いについてなど、一つ一つ丁寧に回答してくださいました。昔のお酒は神様に供えるための貴重なものだったこと、日本神話に登場する“ヤマタノオロチ”はお酒で倒されたことなど、歴史分野の学習も深めることができました。
生徒たちの感想(一部抜粋)です。
次回の授業では、ゲストティーチャーをお招きし、会津漆器について学習します。