日誌

芸術鑑賞教室~日本の伝統芸能を知ろう②雅楽~

 高等部では、高等学校文化連盟啓発事業より助成金をいただき、この秋に3回の芸術鑑賞教室を企画しています。

 第2回は、10月7日(金)に3年生の音楽の時間に講師をお招きし、雅楽について学びました。今回は3名の講師の方が来校され、笙・篳篥・龍笛の楽器で演奏を聴かせていただきました。有名な「越天楽」の演奏のあとに、3つの楽器の特徴や音色を紹介していただき、その後、「越天楽」の冒頭部分の、笙の唱歌(しょうが)を教わりました。全員で膝を打ちながら拍子をとり、ゆっくりと声を出しながら笙のパートの一部を体験することができました。

 後半は、雅楽で用いられる数種類の面を紹介していただき、能面とは違う表情や色遣いに驚く生徒もいました。また、素敵な装束の意味についてのお話も伺い、雅楽の世界を少し身近に感じることができました。最後に「陵王」という曲を演奏していただき、古くから変わらずに伝わる雅楽の音色が心に染みいる1時間でした。