福島県立会津支援学校
福島県立会津支援学校
1年生の国語の授業では、先生方に質問したい自分たちで内容を考えて職員室でインタビューを行い、聴きとった内容をまとめる学習を行っています。先生方の「趣味や特技」、「休みの日の過ごし方」、「先生という仕事を選んだ理由」、「仕事をする上で大事にしていること」等を、相手に聞こえる声ではっきりと質問し、聞き取れなかったことを再度質問したり、聞き取った内容を正確にメモしたりすることができました。
生徒たちは、「次の時間も他の先生方にインタビューしたい!!」と意欲を見せていました。
4月22日に委員会活動を行いました。委員会活動は生徒会活動の一つで、生徒の自主的な活動を通して、学校生活の充実と将来の社会参加・自立への力を伸ばすことを目的として取り組んでいます。
今回は第1回目ということもあり、各委員会に分かれて、自己紹介や委員長・副委員長の選出を行いました。また、1年間の活動内容の確認や活動目標の話し合いの際には、「みんなが楽しむことができる集会を企画する。」「責任をもって仕事に取り組む。」など、意欲的な意見をたくさん聞くことができました。
県立博物館の事業の一つである「ポリフォニック・ミュージアム」の昨年度の活動がまとめられた記録集・成果集が届きました。
この冊子には、昨年度の高等部2年4組が参加した、アートワークショップの様子が掲載されています。生徒と教員、アーティストの方々、博物館の学芸員が教室と博物館を行き来し、一緒に博物館を見学したり、博物館での経験を基にした制作活動に取り組んだりしました。
昨年参加した生徒たちは、自分たちの写真が掲載されている冊子「ヤベアベ学級との12月」のページをめくって笑顔を見せたり、肖像画の名称を口にしたりするなど、楽しみながら当時の活動を振り返ることができました。
4月15日に高等部新入生歓迎会が行われ、感染症対策の観点からリモートによる中継とビデオ視聴による実施となりました。
リモートで校長先生の話や新入生代表あいさつを聞き、ビデオによる「学級紹介・高等部紹介・委員会紹介・部活動紹介」を視聴することで、高等部の生活に期待感や意欲を高めたり、新しい仲間ができることに喜びを感じたりすることができました。
特に1年生は、どの部活動や委員会に入ろうか迷っている様子でした。これからの学校生活が楽しみですね。
4月13日より、高等部作業学習が始まりました。
作業学習は、生徒の興味・関心に応じた生活上の事柄と結びつけながら、「木工班、手工芸班、陶芸班、リサイクル班、農芸班、クリーン班、サービス班」の7班で構成され、生徒の職業的自立を考慮した様々な活動に取り組んでいます。
1年生は、作業班の体験を経た上で班編成を行い、4月20日から新体制となる予定です。
木工班 手工芸班 陶芸班 リサイクル班
農芸班 クリーン班 サービス班 見学の様子
4月8日から新学期が始まりました。
新1年生は、新しい通学方法を知ること、2・3年生は、交通ルールや学校のルールなどを確認することを目的に、学習するグループを2つに分けて実施しました。
1つのグループでは、新型コロナウイルス感染症予防に考慮し、リモート形式で、交通ルールや、登下校のルート、自転車の乗り方などを学習しました。もう一つのグループは、実際に校外に出て、横断歩道を渡ったり、歩道を歩いたりして、実体験をもとに交通ルールの学習をしました。
4月8日、高等部着任式・始業式・入学式が執り行われました。今年度は、新たに33名の新入生を迎え、高等部87名でのスタートとなります。
着任式と始業式は新型コロナウイルス感染症対策のため、リモート中継での式となりましたが、生徒それぞれがモニターに注目し、新しい先生方を歓迎の気持ちで迎えたり、新しい学年への期待感を高めたりすることができました。
入学式では、新入生代表生徒が誓いの言葉の中で、「共に学ぶ仲間たちと、いろいろなことに精一杯取り組み、自分たちの力を高めていきます。」と力強い言葉を述べました。その言葉を受け、代表生徒(生徒会長)が「みんなで力を合わせて、元気で明るい、会津支援学校を作っていきましょう。」と、温かい歓迎の言葉で応えました。
昨年度同様、感染症対策を講じながら「生徒の学び」を大切にし、様々な教育活動に取り組んでいきます。応援よろしくお願いします。
3月9日(水)高等部1年5,6,7組の生徒が、「ブンケンさん」こと鈴木文健さんと一緒に学校周辺のごみ拾いを行いました。テレビで見たことのある本物の「ブンケンさん」に会うことができ、みんな大喜び。力を合わせて「希望のカケラ」を集めることができました。これからも、自分たちの暮らす地域をきれいする気持ちを大切にしていきたいです。
3月8日(火)高等部の卒業式が挙行され、33名の卒業生が巣立っていきました。
体育館で行われた式の様子は、高等部各教室へリモート中継され、在校生も気持ちをひとつにして卒業生の姿を見届けることができました。卒業生が下校する際は廊下からの見送りとなりましたが、気持ちをこめて先輩たちを送ることができました。
高等部農芸班は、喜多方市にある「株式会社オクヤピーナッツジャパン」さんと連携した学習を行っています。学校の畑で育てた落花生を納品したり、会社から提供していただいた選別用の落花生を作業学習の中で選別したりしています。今年度は、10月に畑で収穫した落花生を納品しました。
2月16日(水)には、社長の松崎さんと社員の遠藤さん(令和2年度卒業生)が来校し、販売用に包装された落花生を引き渡していただきました。社長さんからの挨拶のあと、卒業生の遠藤さんからも近況報告や後輩たちへ向けてのお話があり、生徒たちも真剣に耳を傾けていました。卒業生の頑張る姿を励みに、これからも地域とのつながりを大切にしていきたいです。
1月31日(月)新生徒会役員を決めるための、立会演説会と選挙が行われました。
会長、副会長、書記に各2名、計6名が立候補し、応援演説者とともに自分の意見を伝えました。
当日は感染症対策のため会場(体育館)と各教室をリモートでつなぎ、生徒たちは中継によりそれぞれの候補者の演説に耳を傾けました。
その後は、時間を決めて学級ごとに投票所へ集まり、ルールに従って投票しました。厳粛な雰囲気の中、落ち着いて投票することができました。
開票の結果、会長1名、副会長2名、書記2名の生徒が選ばれ、後日校長室で任命式を行い新役員が決定しました。3月から1年間の任期となりますが、高等部生徒からの期待と信頼を受けながら頑張ってほしいです。
12月14日(火)高等部3年生の一部を対象に、社会科の授業に福島県選挙管理委員会の渡部智康様を講師にお招きして、選挙出前講座を実施しました。
講座では、「政治・選挙と日常生活の関わり」「18歳になると得られる権利」「選挙制度」「最近の投票率」など、日常生活と政治との関わりや選挙権の大切さ、制度の仕組みについて教えていただきました。また、実際に選挙で使用されている投票用紙を見せていただき、文字を書いて書き心地を確認したり、折るとどうなるか試してみたりしました。また、手で用紙を破ろうとしても決して破れないことに驚きました。用紙には、特殊なプラスチックが用いられているため破損が少なく、私たちの1票が無駄にならないように工夫されていることを学びました。
12月13日(月)本校の平成28年度卒業生の有持直樹さん(カワチ薬品 会津若松南店勤務)を講師にお招きし、高等部時代の進路決定に至るまでの思いや現在の仕事内容、職場の方々とのかかわり方、休日の過ごし方などについて、お話をしていただきました。
本校在学中には、作業学習の班長を経験したことで、人をまとめる力や長い時間集中して取り組む力を身に付けることができ、部活動でサッカー部のゴールキーパーを務めたことが、今の仕事でも何かを自分で判断しなければならない時に役立っていると感じているそうです。現在の1日の生活の流れも教えていただき、高等部の頃の実習との違いや残業もあることなど具体的にお話していただきました。
生徒たちからも多くの質問が寄せられ、一つ一つ丁寧に答えていただきました。「仕事をする上で必要な力は何ですか?」「仕事は大変ですか?」などの質問には、「分からないことを自分から積極的に聞いて覚えることが必要。」「仕事は大変だけど、お客様のことを第一に考えて行動することが大切。」など、大事なことをたくさん教えていただきました。
最後に、後輩たちに向けて「できないことがあっても努力すれば少しずつできるようになる。多くの人に支えてもらっていることに感謝する気持ちを忘れないで欲しい。」とのメッセージを伝えてくださいました。
12月9日(木)の一日作業日の際に、クリーン班が校外活動として「会津自然の家」へ出かけ、清掃活動を行いました。
施設内の窓ガラスや窓枠、手すりなどを中心に、日頃使っている清掃道具を上手に扱いながら隅々まで清掃することができました。自分達の清掃作業が、施設を利用する皆さんの役に立つことを経験することで、働くことの大切さを学ぶ良い機会となりました。
12月9日(木)の一日作業日の際に、福島県もりの案内人による『出前講座』として、「会津自然の家」から講師の方が来校され、木工班で実技講習を行っていただきました。
講座では、ブックスタンドの製作に取り組みました。
木材をビスで止める前にキリで少し穴をあけるなど、製作手順を丁寧に教えていただきながら、材料や道具の正しい扱い方を学ぶことができました。
12月7日(火)に、スポーツフェスティバルが開催されました。
学年ごとにターゲットボッチャ、ディスクゲッター、キンボールバレーの3種目に分かれ、全18チームが結成されました。それぞれに工夫を凝らしたチーム名を考え、学年の団結を高めながら当日を迎えました。
午前中は、トーナメント方式で勝ち上がる試合の様子がリモート中継され、各控室で観戦しながら応援しました。
午後は、生徒全員が体育館に集合して各種目の決勝戦が行われました。
良いプレーが出ると大きな拍手で盛り上がる中、決勝に残ったチームの熱い戦いが繰り広げられました。
優勝チームは
ターゲットボッチャ「やるぞ!!やるぞ!!やるぞ!!ー」(2学年)
ディスクゲッター「3時のヒロイン」(3学年)
キンボールバレー「最強!掌五率いる仲間たち」(2学年)となりました。
総合優勝は2学年が勝ち取り、団結力の強さを感じました。
初めて参加した1学年は、チームの友達との仲も深まり、競技の楽しさを感じることができました。
最後となった3年生にとっても、一人一人が輝きを見せ、思い出に残る1日となりました。
11月30日(火) 高等部3年生が、「総合的な探究の時間」の学習としてテーブルマナーへ出かけました。
会場のワシントンホテルでは、一人一人がゆったりと学べる広い場所を用意していただき、素敵な雰囲気の中で緊張しながらもじっくりとマナーの学習に取り組むことができました。卒業後の社会生活に向けて、一つずつ力をつけていって欲しいです。
高等部2年4組では、「博物館を利用しながらつくろう」という単元で、福島県立博物館の「ポリフォニック(誰もが集まる)ミュージアム」事業と連携した学習を行っています。11月~12月にかけて、5回に分けて学習を行う予定です。
11月29日(月)ステージ1学芸員の方が来校し、博物館がどんなところかを紹介していただきました。
11月30日(火)ステージ2:生徒が博物館へ出かけ、学芸員の方と一緒に展示を鑑賞しました。
今後もワークショップを行いながら、学習を広げていく予定です。
第35回福島県特別支援学校作品展が、Web上で開催されます。
12月1日(水)~12月31(金)まで閲覧可能ですので、どうぞご覧ください。
公開スライドURL:https://bit.ly/3kMuNBd
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