日誌

高等部より

2学年修学旅行思い出発表会

 高等部2学年では、9月末に実施した修学旅行についての思い出発表会を行いました。

 修学旅行後、パワー祭りや産業現場等における実習などがあり、発表会が遅くなってしまいましたが、学級毎に準備を進めてきました。楽しかった思い出を、ランキング形式にして画用紙にまとめた学級や、パワーポイントを用いて視覚的に分かりやすくした学級、1日毎に見学先の思い出を振り返る学級、彩り鮮やかな写真や記事を取り入れて、新聞形式にまとめた学級など、個性豊かな発表会となりました。人前での発表は緊張しますが、生徒達は堂々とした態度で発表することができました。

 最後に学年主任から「事前学習で整然とした態度で話を聞いていた皆さんと、修学旅行後にまた全員で集まって発表会ができたことは嬉しく、修学旅行や現場実習を通して成長した姿を見ることができました。ありがとうございました。」という言葉をいただきました。

 コロナ禍のため、修学旅行の実施も危ぶまれましたが、無事に実施することができ、こうして全員で思い出を振り返る機会をもてたことは、大変有意義な時間となりました。

 

 

 

 

 

第Ⅲ期産業現場等における実習及び校内実習

 11月7日(月)~18日(金)の期間に、高等部全学年を対象とした第Ⅲ期産業現場等における実習及び校内実習が行われました。

 第Ⅲ期産業現場等における実習では、会津管内の企業25社、会津管内のみならず郡山市内を含む29の事業所の皆様に実習を受け入れていただきました。コロナ禍での実習のため、急な変更を余儀なくされる場面も多々ありましたが、実習に参加した全員が多くの学びを得た時間となりました。特に1年生にとっては、高等部入学後初めて校外に出る実習ということもあり、日々、緊張の連続でした。そして、常に新たな気づきを得る機会となりました。また、上級生にとっては、前回の反省を活かすべく、入念に準備を重ねたうえで実習に参加しましたが、普段とは大きく違う環境での実習ということもあり、更なる課題を見付けることができました。

 第Ⅲ期産業現場等における実習と並行して、校内実習も行われました。第Ⅰ期の校内実習同様に、会津管内で御活躍されている事業所4社(田季野様、キッチン・モモ様、ダブル・オー・コーポレーション様、江川米菓様)からの外注品を扱っての実習でした。多くの生徒が外部での実習を行う中、日によって校内実習に参加する生徒も多く、毎日が違うメンバーで行うという不規則な実習でしたが、参加した生徒は集中してそれぞれの作業に取り組むことができました。

 

 

 

 

「陶芸絵付け体験教室」

 高等部1年1組、2年1・2組の3クラス合同で、会津美里町の「株式会社 流紋焼」より講師の方をお招きし、陶芸絵付け体験を行いました。絵付けの手順やポイントなどについて説明を受けた後、いざ,、お皿への絵付けに挑戦です。青、緑、茶の3種類の絵の具を使い、思い思いの絵を描くことができました。

 地域の伝統や文化に触れたり、1学期に行った風鈴の蒔絵絵付け体験との違いを楽しんだりなど、生徒たちだけではなく、教員にとっても有意義な時間となりました。それぞれ思いを込めて作ったお皿が焼きあがるのは12月末になるとのことで、今から完成が待ち遠しいです。

 

 

 

 

 

 

 

3学年只見線学習列車

 高等部3学年は、10月21日(金)に只見線学習列車を利用して柳津方面へ校外学習に行ってきました。当日は天気にも恵まれた校外学習となりました。「ほっとinやないづ」では、あわまんじゅう作りを体験し、「道の駅やないづ」と「ラッキー公園」では、買い物や周辺の散策などをしました。足湯を体験した生徒たちは、「体がだんだんポカポカになった。」と話しながら、自然と笑顔も多くみられました。美味しいお弁当も食べ、帰りの只見線に揺られると、ついまぶたが重くなり夢の中へ・・・。

 3学年全体での最後の校外学習となりましたが、仲間と一緒にとても有意義な時間を過ごすことができました。

「あいしんマネースクール」開校!

 会津信用金庫さんによる「あいしんマネースクール」が、2回に渡り実施されました。

 1回目は、会津信用金庫本店(会津若松市馬場町)を訪問し、ATMの操作方法や窓口業務の体験を行いました。

 2回目は、会津信用金庫さんの方が来校し、お札の数え方や、実際に1千万円、1億円の札束を触ったり、持ったりするなどの貴重な体験をさせていただきました。初めて触れた札束に、興奮を隠しきれない生徒たちでしたが、卒業後のお金の管理の仕方を学ぶ良い機会となりました。

 

 

 

 

 

 

大沼博文教育長が来校されました

 高等部作業学習サービス班では、『つながろう大熊と、広げよう私たちの絆~大熊の「友」と「共」に』のテーマで大熊町の方との交流学習を行っています。

 10月28日(金)に上記交流学習の視察を目的として、大沼博文福島県教育委員会教育長が来校され、サービス班の代表として3年生4名が「食堂カフェハレの日」と共同開発した『おおくまベリーティ―』を提供したり、活動の様子をスライドに合わせて発表したりしました。今回の交流学習のことだけではなく、『おおくまベリーティ―』や喫茶接遇サービスの内容についても質問を受けましたが、生徒達は一生懸命考えながら笑顔で返答することができました。また、教育長様から「とても上手な発表であった。」とお褒めいただくとともに、激励のお言葉をいただきました。貴重な機会に緊張していた生徒たちでしたが、何度も練習を繰り返して本番を迎え、終わった後は「やり切った!」という達成感に満ち溢れていました。

第Ⅲ期産業現場等における実習事前学習

 10月27日(木)に、高等部全学年を対象として、11月7日(月)から始まる「産業現場等における実習」の事前学習を行いました。

 2校時目は進路指導主事からの全体指導がありました。2,3年生は、これまでも複数回、校外での実習の経験を重ねていますが、1年生にとっては初めての実習となります。全学年共通で「実習の目的(何のために実習を行うのか)」、「実習に向けて大事なこと(あいさつや報告の必要性)」、「それぞれの学年で頑張ってほしいこと」などを確認しました。参加した生徒は教師の話に耳を傾け、真剣に話を聞くことができました。

 3,4校時目には、それぞれの学習グループに分かれて、再度、個人としての実習の目標や状況に合わせた対応の仕方について確認をしたり、発表をしたりしながら、実習に向けての意欲を高めることができました。

祝!全国障がい者スポーツ大会出場!~児童生徒後援会からの激励金贈呈式~

 10月30日(日)31日(月)に開催される第22回全国障がい者スポーツ大会「いちご一会栃木大会」に出場する、高等部3年小松歩美さんに、本校児童生徒後援会から激励金が贈呈されました。

 小松さんは、福島県代表として、女子100m走と4×100mリレーにエントリーしています。校長先生から激励金を手渡された後、「福島県代表として、頑張ってきます。」と、力強く挨拶してくれました。

 会津支援学校代表そして福島県代表として、大会参加者との一期一会に感謝し、思い切り駆け抜けてきてください。頑張れ、小松さん!

2年2組 季節を感じよう

 高等部2年2組の生活単元学習では、1年間を通して「季節を感じよう」という学習に取り組んでいます。

 「季節を感じよう」では、四季折々の植物や昆虫を見付けたり、風や気温を感じたりしながら、春夏秋冬の違いに気付くことをねらいとして行っています。また、見付けた植物や昆虫を題材に俳句を作る学習にも取り組んでおり、俳句の言葉の響きやリズムに親しんでいます。

 「季節を感じよう~Spring」、「季節を感じよう~Autumn」に取り組んでいる様子を御覧ください。

 

 

 

【体験学習 「おおくまベリーティー試飲会」 】

 高等部作業学習サービス班では、『つながろう大熊と、広げよう私たちの絆~大熊の「友」と「共」に』のテーマで大熊町の方との交流学習を行っています。

 今回は、「食堂カフェ ハレの日」と共同開発し、10月初旬に完成した「おおくまベリーティー」を「食堂カフェ ハレの日」のお客様に試飲していただき、紅茶をプレゼントしました。実際のお店で接客をするということで、参加した生徒たちも初めは緊張している様子でしたが、開店前に店長の寺島様と接客の練習を繰り返し行い、お客様の顔を見て笑顔で接客することや、提供する紅茶の向きなどの大切なポイントを教えていただいたことで、本番はリラックスして笑顔で接客することができました。お客様に紅茶を提供する際には、テーブルのどの位置にカップを置くと良いのかや、談笑中のお客様に失礼がないように素早くかつ丁寧に接客することなども学ぶことができました。

 試飲したお客様からは、「いちごの香りがとても良い。」、「とってもおいしい。」などの感想をいただきました。接客した生徒たちからも、「貴重な経験ができました。」や「緊張したけれど、丁寧に『おおくまベリーティー』を紹介することが出来てよかった。」などの感想が聞かれました。

パワー祭り・高等部作業製品販売会

 10月15日に行われたパワー祭りイベント広場では、高等部保護者への作業製品販売だけではなく、小・中学部保護者向けに販売するブースを新たに設けました。

 高等部生徒は日ごろの作業学習で、「買う人の気持ちになって丁寧に製品を作る。」を目標に、一生懸命製品作りに取り組んでいます。販売会では、自分が作った製品が、お客様に売れる喜びを生徒一人一人が感じることができました。また、小・中学部の保護者の皆さんからも、「高等部の製品を買うことができてよかった。」と喜びの声が聞かれました。

 生徒達は、「緊張したけど、売れてよかった。」と、売れ行きに満足した様子で、たくさんの笑顔を見せてくれました。この体験を今後の学びへとつなげていきたいです。

『芸術鑑賞教室 ~弦楽器の音色に親しもう~』

 高等部では、高等学校文化連盟啓発事業より助成金をいただき、この秋に3回の芸術鑑賞教室を企画しました。

 最後となる第3回目は、10月18日(火)に会津市民オーケストラのメンバーをお迎えし、クラシック音楽や流行曲などの演奏をしていただきました。

 冒頭は校歌の演奏でした。いつもはピアノ伴奏で聞いている校歌ですが、弦楽器で演奏されると更に音に深みが増し、生徒達もじっと聴き入る様子が見られました。

 楽器紹介コーナーでは、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスの4つの楽器の特徴や音色の違いを知ることができました。弦楽器の音色の美しさや迫力に、始めは驚いた生徒もいましたが、次第に体を揺らしながら声を出したり、手拍子を打ったりして楽しむことができました。

 中でも「紅蓮華」やパワー祭りのテーマソングである「ツバメ」の曲では、客席の盛り上がりもピークに達し、生徒も教員もノリノリで楽しみました。

 生徒からは、「弦楽器のことを分かりやすく教えてくれたので、違いがよく分かった。」、「音が壮大で感動した!」、「知っている曲がたくさんあって楽しかった。」などの声が多く寄せられました。

 お忙しい中、演奏に駆けつけて下さった会津市民オーケストラの皆様、ありがとうございました。

第21回特別支援学校スポーツ大会に参加しました

 10月8日(土)に第21回特別支援学校スポーツ大会があづま総合運動公園において開催されました。本校からは、「陸上競技、フライングディスク競技、ボッチャ競技、バスケットボール競技」の4競技に出場しました。少ない練習期間を経ての大会参加となりましたが、生徒一人一人が一生懸命に取り組み、自分のもてる力を発揮することができました。保護者の皆様、応援ありがとうございました。

 3年生にとっては、最後のスポーツ大会となりました。部活動はまだ続きますが、3年間の部活動で学んだことを後輩に伝えていって欲しいです。1、2年生は、来年の大会に向けて精一杯練習に取り組んで欲しいと思います。

 

 

 

 

 

 

  フライングディスク     男子バスケットボール

 

 

 

 

 

 

     ボッチャ         陸上競技

パワー祭りがんばろう会(高等部)

 高等部では、15日(土)に開催されるパワー祭りに向けて「パワー祭りがんばろう会」を行いました。

 新型コロナウィルス感染症蔓延状況により、昨年度はリモートでの開催でしたが、今年度は学部毎の開催となりました。高等部では、自立活動班と各作業班が、順番にイベント広場の内容について、映像を交えながら紹介しました。そして、実行委員長の掛け声で高等部全体が心を一つにした後に、パワー君も駆けつけてくれて、みんなにパワーを送ってくれました。

 生徒それぞれがパワー祭りに向けた準備を頑張っています。パワー祭り当日が楽しみです。

1学年 校外学習

 高等部1年2・3・4・5・6組で、校外学習を行い、総合的な探究の時間のテーマである、「会津の郷土食・伝統工芸品について」学習してきました。

 2・3組は、「(株)はらっぱ」で、会津木綿製造の見学を行いました。4組は、「山田民芸工房」で、起き上がりこぼしの絵付けと七日町駅周辺散策を行い、SDGsの取り組みを探しました。5・6組は、県立博物館の見学や鶴ヶ城散策、鶴ヶ城会館での赤べこの絵付けを体験してきました。どの学級も会津の文化や歴史について学んだことで、会津の素晴らしさを知ることができました。

 今後の学習では、会津の文化や歴史、SDGsの取り組みなど、自分が興味をもったことをさらに掘り下げて学習していく予定です。

学級菜園、さつまいもの収穫!

 高等部1年2・3組では、学級菜園で栽培していた「さつまいも」の収穫を行いました。5月に植えた小さな苗がツルを伸ばし、たくさんの葉を付けたました。生徒達は、土の中のさつまいもがどのくらい大きく育っているのかを想像しながら、毎日楽しみに成長の様子を観察してきました。

 さつまいものツルをはがし、土を掘り起こしてみると、とても立派なさつまいもがたくさん顔を出してきました。生徒たちは大きなさつまいもを見つけた瞬間、「わー!!!」、「あったー!!!」などと声をあげ、大喜びで収穫しました。

 収穫したさつまいもは、みんなで協力して調理をする予定です。どのような料理になっていくのか、今後の学習が楽しみです。



芸術鑑賞教室~日本の伝統芸能を知ろう②雅楽~

 高等部では、高等学校文化連盟啓発事業より助成金をいただき、この秋に3回の芸術鑑賞教室を企画しています。

 第2回は、10月7日(金)に3年生の音楽の時間に講師をお招きし、雅楽について学びました。今回は3名の講師の方が来校され、笙・篳篥・龍笛の楽器で演奏を聴かせていただきました。有名な「越天楽」の演奏のあとに、3つの楽器の特徴や音色を紹介していただき、その後、「越天楽」の冒頭部分の、笙の唱歌(しょうが)を教わりました。全員で膝を打ちながら拍子をとり、ゆっくりと声を出しながら笙のパートの一部を体験することができました。

 後半は、雅楽で用いられる数種類の面を紹介していただき、能面とは違う表情や色遣いに驚く生徒もいました。また、素敵な装束の意味についてのお話も伺い、雅楽の世界を少し身近に感じることができました。最後に「陵王」という曲を演奏していただき、古くから変わらずに伝わる雅楽の音色が心に染みいる1時間でした。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

第2学年修学旅行に行ってきました!

 高等部2学年は、9月28日(水)~30日(金)に宮城・岩手方面へ修学旅行に行ってきました。この修学旅行のために、「先生の話をよく聞いて、勝手な行動をしないこと」や「公共のマナーやルール、時間を守って行動すること」、「仲間と協力し合うこと」を目標に、準備を進めてきました。

 今回の修学旅行では、情報教育部の先生に協力していただき、バスの車内や見学先と学校や宿泊先をリモートでつなぐといった企画にも試みました。リアルタイムにお互いの活動の様子を見ることができたことで、生徒達も場面を共有しながら楽しむことができました。

 また、見学先の一つに中尊寺金色堂があり、世界遺産や日本の伝統文化にも触れることができました。

 みんなで乗り切った2泊3日。この経験を自信につなげ、これからの学校生活もみんなで協力しながら頑張っていきます。

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特別支援学校スポーツ大会壮行会

 10月8日(土)に開催される、「第21回福島県特別支援学校スポーツ大会」と10月29日(土)から31日(月)に開催される「第22回全国障がい者スポーツ大会 いちご一(いちえ)会栃木大会」の壮行会を行いました。

 特別支援学校スポーツ大会は、あづま総合運動公園を会場に、高等部生徒36名が参加する予定です。また、全国大会には3年生の女子1名が福島県代表として参加し、100m走と4×100mリレーに出場します。

 各部の代表生徒が意気込みを述べた後、文化部の3年生4名が激励の言葉とエールを送りました。日頃の部活動や体育の授業、毎日のスポーツタイムでの頑張りを精一杯発揮してきます。

 

 

 

 

 

 

芸術鑑賞教室~日本の伝統芸能を知ろう①能楽~

 高等部では、高等学校文化連盟啓発事業より助成金をいただき、この秋に3回の芸術鑑賞教室を企画しています。

 第1回目は、9月30日(金)に3年生の音楽の時間に講師をお招きし、能楽について学びました。大鼓と小鼓の軽快な響きを感じながら「カケリ(屋島)」の演奏を鑑賞したあと、有名な「船弁慶」の一節をみんなで唱えて大ノリの雰囲気を体験したり、「高砂」のシテ謡の一節を講師の方と一緒に声を出したりするなど、通常とは異なる「能」の声の出し方を体験することができました。後半は、大鼓や小鼓の鳴らし方を教わって良い音が出るように工夫して鳴らしたり、展示された面(おもて)についての説明を聞いて細部まで観察したりしました。

 鼓で良い音を出すまでには数年かかる人もいるそうですが、今回、響きの良い音が出せた生徒が数名おり、講師の方も驚いていたことが印象的です。本物に触れ、実際に体験することで、また新たな学びを広げることができました。来週は「雅楽」を学ぶ予定です。