福島県立会津支援学校
福島県立会津支援学校
本校では、今年度の学校経営・運営ビジョンに、「福島県立博物館等の地域資源を有効に活用して学習活動の充実を図り、生涯学習につなげる」を挙げています。各学部・学級の年間の学習計画を踏まえながら、博物館と連携することで学習活動の充実が図れる内容について、計画的に博物館と連携した授業を行っていく予定です。
その一つとして、7月5日(火)に、博物館の3名の方をゲストティーチャーとしてお招きし、「たなばたかざりをつくろう」という学習を行いました。今回は、参加学級を募って実施し、小学部の30名の児童が参加しました。前半は、七夕に使われる竹についてクイズ形式で学んだり、竹や竹細工に触れたり、竹で作られた玩具で遊んだりする活動を行いました。後半は、博物館の方が提示してくださった3つの「ふきながし」の中から、自分がつくりたいものを選んでつくる活動を行いました。
竹や竹細工、竹の玩具などに興味深く触れたり、ゲストティーチャーの方とやりとりをしながら使いたい材料を選び、夢中になって「ふきながし」をつくったりすることができました。貴重な体験の場をありがとうございました。
6月24日(金)は、5年生が「会津自然の家」に行き、校外体験学習を行いました。
暑い中ではありましたが、午前中は屋外で、コースの途中に設けられた課題に挑戦しながら進む「アニマルランドの冒険」という体験プログラムに取り組みました。「かっぱの池」では、かっぱに「好きな食べ物はなに?」「どこにいるの?」などの質問をしたり、逆に、「どこから来たの?」というかっぱからの質問に答えたりしました。子どもたちは、「かっぱはどこにいるのだろう」と不思議そうな表情をしながら、やりとりを楽しんでいました。
また、「ぞうさんの鼻の丘」では、そりで丘を滑り降りることに挑戦しました。思うようには滑ることができませんでしたが、草の匂いや柔らかさを味わうことができました。
その他にも、先生や友達と一緒に歩いたり、体を動かしたりしながら、自然を満喫することができました。
午後は、「もっくんキーホルダーづくり」に取り組みました。さまざまな太さや長さの木の枝を選び、つくりたいものをイメージしながら、グルーガンを使って組み立てます。仕上げに、目玉を付けたり、ペンで着色したりしてキーホルダーが完成です。自分でつくったキーホルダーを見て、本当にうれしそうな表情をしていた子どもたちでした。
学校に戻ってからも、子どもたちからは「もう1回行きたい!」「かっぱに会いたい!」という言葉が聞かれました。
今回の体験学習で、自然の中で活動する楽しさを実感した子どもたち。身の回りの自然に関心をもち、積極的に関わっていって欲しいと思います。
【アニマルランドの冒険】 「おーい、かっぱさーん!」
「そりで、ゴー!!」
【もっくんキーホルダーづくり】
すてきなキーホルダーができました✨。
6月22日(水)に6学年の校外学習「只見線学習列車」を実施しました。
貸切りバスに乗って、まず向かった先は、本郷焼の絵付け体験。3色の中から好きな色を選んで、思い思いに皿に絵や模様を描きました。どんなお皿になるのか、焼き上がりが楽しみですね。
次に向かったのは、会津中央乳業の工場。いつも給食で飲んでいる紙パックの牛乳がベルトコンベアで次々と流れていく様子を、興味津々で見つめている姿が印象的でした。牛乳と飲むヨーグルトの試飲では、「おいしい!」と言っておかわりをする児童もいました。
お昼ご飯は、「道の駅あいづ 湯川・会津坂下」の会議室をお借りして、お家の方が作ってくれたお弁当をうれしそうに食べました。
そして、最後はいよいよ会津坂下駅から只見線に乗車です。列車を待つ間、駅員さんに「あと何分?」と繰り返し質問する児童もいるほど、列車に乗ることを心待ちにしていた6年生。体験活動や工場見学など、普段の生活の中ではなかなかできない貴重な経験をすることのできた一日となりました。
【皿の絵付け体験】
【会津中央乳業】
【只見線乗車】
小学部では、4、5、6年生が会津若松市立神指小学校との交流及び共同学習を学年ごとに学年同士で実施しています。新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえつつ、学年ごとに目標や実施時期、回数、内容を両校で相談しながら進めています。今年度も、「手紙などの間接交流やリモート回線を使っての交流」、「本校を会場にした直接交流」など、さまざまな交流の仕方を探りながら実施していきます。
6月14日(火)には、4年生にとって初めての交流会を行いました。事前に、神指小学校からいただいた自己紹介の手紙を見て楽しみにしていた4年生。今回はリモート回線を使っての交流です。最初に、本校の児童一人一人が、名前と好きなことを写真や絵なども使って伝える自己紹介をしました。神指小の4年生の自己紹介になると、画面をうれしそうにじっと見つめていました。次に、神指小の4年生のリコーダーや鍵盤ハーモニカなどのすてきな演奏を聴きました。本校の4年生は、ミニ運動会で踊った「パプリカ」のダンスを披露しました。
交流会の最後には、「会えるのを楽しみにしているね。」「またね~。」などの言葉を画面越しに交わした両校の4年生。直接会って交流できる日が楽しみです。児童同士がかかわりを広げたり深めたりできるような交流を継続していきたいと思います。
【画面に向かって自己紹介】 【神指小学校の演奏を見る子どもたち】
【ダンスを披露】 【またね~】
約3週間に渡り、学年ごとに実施してきたミニ運動会のラストを飾るのは、1年生の12名の子どもたちです。
4月に入学してきた頃は、不安そうな表情をしていた子どもたちですが、今では、生き生きとした表情で、友達や先生と一緒に勉強したり、遊んだりしています。
1年生の競技「あつまれ、1年生!」は、友達と一緒にスタートし、走ったり、平均台を渡ったりして自分の写真カードを取り、学校のボードまで運びます。そして、写真をボードに貼ったらゴールまで走ります。
1年生の子どもたちにとっては、お家の方に学習の成果を見てもらうことも、「運動会」を行うのも、入学してから初めての経験です。お家の方の姿を見付けて手を振ったり、お家の方のそばまで行ったりする微笑ましい姿が見られました。初めての経験でしたが、子どもたち一人一人が何をするのかが分かって、楽しそうにゴールを目指す姿がすばらしかったです。
また、みんなで行った「パプリカ」のダンスでは、先生や友達と一緒に笑顔で踊るかわいらしい姿に、見ている側がほっこりとした気持ちになりました。
【がんばるぞ!!】 【いちについて、よーい。】
【走れ~】
【平均台を渡るよ】
【自分のカードを取るよ】 【「学校」のボードに貼るよ】
【パプリカのダンス】
【がんばったご褒美をもらったよ】
初めての「運動会」に、ドキドキした子どももいたと思いますが、子どもたち一人一人の姿からは、「がんばったよ」という気持ちがあふれていました。今後も、友達や先生と一緒に、いろいろなことに挑戦し、楽しんで欲しいと思います。
小学部のミニ運動会はこれで終わりとなります。
保護者の皆様におかれましては、ご都合をつけて参観いただき、また温かい声援を送っていただきまして、ありがとうございました。
6月2日(木)は小学部「交通安全教室」を行いました。
事前にDVDで動画を見るなどして、道路や歩道の安全な歩き方、信号の見方、横断歩道の渡り方などを各学級で学習しました。2日(木)は、実際に学校周辺の道路を歩いたり、横断歩道を渡ったりする体験学習を行いました。
「信号機は何色になったかな?」「横断歩道を渡っていることに気付いてもらえるように、手を上げるんだよ。」「青色でも、車が来ていないか確認しようね。」などの先生の言葉掛けをよく聞きながら、真剣な表情で実践に取り組んでいた子どもたち。
学習したことを、普段の生活や校外学習、遠足、修学旅行などの場面で生かしていきましょう。
交通安全教室の際、子どもたちが横断歩道を渡るのを温かく待ってくださったドライバーのみなさん、本当にありがとうございました。
6月1日(水)はミニ運動会の5日目です。4年生13名の登場です。
「運動会の歌」と教師の笛の音に乗って、リズムよく入場です。
開会式では、代表児童の掛け声に続いて、みんなで「えいえい、おー!」と大きな声で言い、腕を高く上げてやる気十分といった様子でした。
4年生の競技は「にんじゃになろう!にんにんにん!」です。普段の体育の授業で行っている運動を取り入れ、一人一人が4つの術を成功させ、かっこいい忍者になりきることが目標です。
「橋渡りの術」(平均台を渡る)、「岩越えの術」(跳び箱を乗り越える)、「くぐり抜けの術」(網をくぐる)、「変身の術」(マットで前転や高這いなどをする)の4つの術を行うことが分かり、子どもたちが自分からそれぞれの術に挑戦する姿が、とてもかっこよかったです。実は、「変身の術」は、練習を重ねる中で、挑戦する動きが変わっていく子どもたちが多くいました。友達の姿が、いろいろな動きに挑戦しようという気持ちにさせてくれるのだなと感じました。
4つの術を行ったらゴールです。ゴールテープを切るときの子どもたちの表情は、みんなキラキラと輝いていました。お家の方が見てくれているということも、キラキラした表情につながっていたのだと思います。
閉会式では、「『橋渡りの術』をがんばりました。」「『岩越えの術』をがんばりました。」など、自分で振り返って発表する姿が見られ、達成感が伝わってきました。
かっこいい忍者になれた4年生。これからの学校生活での変身も楽しみです!
【入場】 【ラジオ体操】
【えいえい、おー!】 【位置について、よーい。】 【橋渡りの術】
【岩越えの術】 【くぐり抜けの術】
【変身の術】 【ゴール!!】
31日(火)はミニ運動会の4日目です。3年生15名の登場です。
「運動会の歌」に合わせて、3年生みんなの手形が押された旗を協力して持ったり、音楽に合わせてポンポンを振ったりしながら、元気よく入場です。
3年生の競技は「めざせ!ぼくらのたからもの!」です。子どもたちが冒険家になって、鍵を持って走ったり、歩行器で歩いたりするなどして、「宝箱」を目指します。「宝箱」に鍵を挿すとゴールです。カラーコーンで作られたコースが分かって一生懸命に走ったり、友達と競い合って走ったりする姿に、日々の学習の成果が感じられました。一生懸命な子どもたちの姿に、大きな声援と拍手が送られていました。
そして、全員が鍵を挿してゴールすると宝箱が開いて…。
練習では、宝箱の中に絵本やぬいぐるみなどが入っていましたが、ミニ運動会の本番で中に入っていたのは、キラキラ輝くメダルでした!そのメダルを担任の先生からもらったときの笑顔は、メダル以上に輝いていました。
また、開・閉会式では、子どもたちが司会や挨拶などの役割を分担して行いました。自分の役割が分かり、それぞれの力を発揮して意欲的に取り組んでいる姿がすばらしかったです。
【入場】 【準備体操】
【鍵を持ってゴールを目指せ!】
【開・閉会式での役割】 【メダル授与】
閉会式では、校長先生から「学校生活を楽しくする鍵は、みなさんの心の中にあります。みんなで仲良く、楽しい学校生活にしてください。」とのお話がありました。
学校生活の一日一日がキラキラと輝く宝物となるように、これからも力を合わせてがんばっていきましょう!!
25日(金)はミニ運動会の3日目。5年生の登場です。
一列に並んで堂々と入場してきた5年生。開会式では、子どもたちが自分にできることを生かして挨拶をしたり、「運動会の歌」に合わせて腕を振るなどしてみんなで楽しんだりしている姿がとても輝いていました。
【入場】 【始めの挨拶】 【運動会の歌】
5年生の競技は「めざせ 森のどうぶつ王!~どうぶつになりきれるのは だれだ?!~」です。
リモートや映像を活用したり、今までのやり方を発展させたりしながら、一人一人の力と学年としてのつながりを大切にして学習に取り組んでいる5年生。競技の内容には、普段、自立活動や体育の授業で学習してきた様々な運動や動きが取り入れられ、速さや順番を競うのではなく、一人一人の技の上達を見てもらいたいという思いで、練習を重ねてきました。りす、ねこ、カエル、カンガルー、ゴリラなどの動物になって、歩行器を使って歩く、前転をする、両手で体を支えながら足打ちをする、両足飛びをする、重いものを引っ張るなどの動きを行いました。自分が行う動物の動きが分かり、自分からその体勢になってゴールを目指す姿に、大きな拍手と声援が送られていました。
「パプリカ」のダンス、閉会式での感想発表等でも、一人一人の生き生きとした姿が見られ、学年としてのつながりも強く感じられました。
一人一人の力を存分に発揮できた5年生。高学年としての今後の活躍に期待しています。
小学部ミニ運動会の2日目は、2年生の登場です。
お母さんやお父さんの姿を見付けてうれしそうな表情で、元気いっぱい入場してきた子どもたち。
開会式では、「さいごまで がんばる」と「どもだちを おうえんする」という目標をみんなで確認し、「ミニうんどうかいをがんばるぞ、えいえいおー!」の開会宣言で2年生のミニ運動会が始まりました。
【入場】 【開会宣言】
2年生の競技は「電車でGO!GO!」です。
1年生の3月に「2年生への切符」をもらい、4月から2年生をスタートした子どもたち。今回の競技は、2年生を元気に最後までがんばるための新たな切符を手にしてゴールを目指すことがテーマとなっています。
スタート地点に並び、名前を呼ばれると「はい!」という大きな声や手を上げて返事をする姿から、子どもたちの意欲がとても感じられました。教師の鳴らす笛の音を聞いてスタート。平均台に上がってバランスをとりながら進んだり、教師と一緒に車いすでカラーコーンの周りをジグザグに進んだりするなど、それぞれが自分の力を発揮して「切符」が置かれた地点を目指しました。そして、「切符」を取って「パワーくん」の口に入れるとゴールです。
【スタート~名前を呼ばれて返事をします~】
【「切符」が置かれた地点を目指して進みます】
【切符を持って「パワーくん」の口へ】
ゴールをした後は、みんなで列をつくって「電車」になって移動し、子どもたちが大好きな「パプリカ」の曲でダンスを踊りました。教師や友達と目を合わせて笑顔で踊る姿がすてきでした。
ご家族のみなさんに見てもらい、拍手をもらって大満足の子どもたちでした。今後もみんなで力を合わせて、いろいろなことを最後までがんばって欲しいと思います。
【電車に乗ってGO!】 【ダンス~パプリカ~】